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南米漂流
     ブラジル漂流記 (Draft in Br...  (最終更新日 : 2017/07/20)
ベレン初日 [画像を表示]

ベレン初日 (2011/12/18) サンパウロを7時5分にでて、9時35分にベレンに到着。実際は時差が1時間あるため、かかった時間は約3時間半である。2年前に来ているからさほど大きな感慨はないが、空港からでるとやはりベレンの夜はねっとりと蒸し暑い。25度ほどあるそうな。
 迎えのにジュニオールが僕の名前を書いた紙を持って出迎えてくれた。荷物をさっと受け取ってくれるかと思ったが、何も手を貸してくれるような様子はない。別に必要はないのだが、ふつう旅行社の人間はさっとお客の荷物を受け取って、車まで運んでくれるのがふつうだから、ちょっと拍子抜けしてしまった。僕の方が悪い習慣が身についてしまっているようだ。
 ホテルにつくと、レセプションの女性の態度がいまいちツッケンドな感じがする。物を聞いてもまともに相手にしてくれない。随分愛想が悪いところである。「ボーイが来るから待ってて」彼女がというのでしばらく待っていたが、一向にボーイを呼んでくれそうにないのでしびれをきらして「誰が連れていってくれるだ」というと、やっとボーイを呼んでくれた。彼女のサービスの悪さにむっとする。
 できれば今日中にベレン名物タカカの写真を撮りたかったのでボーイに聞くと、丁寧に地図を書いて教えてくれた。「この時間で危なくないの?」と聞くと「この時間はまだ、人通りがあるからだお偉丈夫」という。今回は大き目のカメラを持ってきているので、ちょっと不安ではあったが、2ブロックほどだというので出かけることにした。時間は10時半を回っている。確かにちらほらと人通りはあるがなんとなく危なげな感じはある。
 タカカの屋台が出ているという地点についたが、それらしきものはない。近くにいた黒服をきちんときた門番らしき男に尋ねると「もう帰っちゃったみたいだよ。あと1ブロックほど先に、もうひとつあるよ」教えてくれた。さらに先に行くのはなんとなく躊躇われたので「危なくない?」と聞くと「危なくないよ。でも襲われそうになったら走ればいいだけだよ」「えっ、そんな」僕の不安そうな顔を見て「冗談だよ冗談。人通りがあるから大丈夫だよ」ちょっと迷ったが、ここまできたのだから、という気持ちが勝った。
 確かに1ブロックほどいったところにあった。しかし、タカカを食べたいというと、もう売れきれてしまったという。今日は朝から妙にいろんなことの歯車が合わない。せっかく夜中にここまできたのに! すぐ近くにハンバーガーの屋台があったので、帰って腹がすかないように食べることにした。「xブルゲひとつ」「・・・」やはりここのおばちゃんも愛想が悪い。もしかしたらベレンの人たちはこれが普通なのかもしれない。僕が、過剰なサービス化が進んだ日本や、サンパウロに慣れてしまって、田舎の人の物の言い方や行動に違和感を感じているだけなのかもしれない。「飲み物は? ジュース、コーラ」と聞いてきたので「コーラ」と答えた。ジュースというのは、水に粉末を混ぜたものだったのでいかにも危なそうだったからだ。初日からおなかを壊すのはつらい。
 まだ、薬局が相手いたので水を買いに入った。水を2本持って支払いにいくと、「暗所番号を押していいわよ」という最初何をいっているのかわからなかったが、すぐ目の前にあるクレジットカードの読み取り機を見てやっとわかった。しかし、僕の買おうとしている水は2本でも4レアル(200円)にもならないだろう。
サンパウロでは、5レアル以下のカード支払いはお断りの張り紙をよくスーパーなどで見かけるが、ベレンでは5レアル以下もよいようだ。僕がキョトンとした顔でいるのを見て「3レアルよ」といいながら彼女は苦笑いをした。「3レアルでもカードで払っていいの?」と尋ねると「いいわよ」と彼女はなぜか恥ずかしそうにほほ笑んだ。
 所変わればいろんなことが変わる。先日のカルダスノーヴァスといい面白い。
 明日から、マラジョー。ずっと僕の行きたかった場所だけに楽しみである。 
 

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ベレンの町、アマゾン河の河口にこんな大都市があるなんて! 確かに暑いが風が常にあり、温度ほどは暑く感じない


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