7・4 デジタル化 (2006/07/04)
ここ数年ブラジルでもいろいろなものが凄い勢いでデジタル化が行われている。カメラ関係も勿論で、白黒の印画紙は町ではもう手にはいらなくなってしまった 。フジフィルムは、ポジやネガのフィルムはまだ売っているものの、現像所は閉じてしまった。はっきり言って、無責任な感じもするが、それも仕方のないことなのだろう。 先日、日本のデジタルテレビのシステムの導入が決まった。世界の最先端の技術を享受できることは非常に嬉しいことである。しかし、東北伯や南伯、アアマゾンなどの奥地では電気も通っていないところがまだまだたくさんあることを考えると、こんなシステムが必要なかな? と思ってしまう。それと同時に、ひとつの国でこれほどの地域格差があることを考えると少々驚いてしまう。 このシステムが導入されることによっていったい国民の何%の人々がデジタル放送をきちんと楽しめるのだろう? 引越しする友人に、テレビを安く売ってもらってやっとテレビを見られようになった僕にはまだまだ先の話のようである。
 | ルーラ大統領の次期大統領選の政略で、電気が なかった地方の多くの家庭に明かりが灯った。 動機がどうであろうと良いことである。 写真はサンパウロのセントロ |
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