7・8 大都会に息づく (2006/07/07)
バスを降り道を横切って、ふと地面を見ると、小さな葉っぱが列になってムニョムニョ動いている。よーくみると蟻が懸命に葉っぱの破片を運んでいた。思わず、にこっり微笑んでしまった。 サンパウロの街中はほとんどコンクリートで固められ地面はほんのわずかしか残されていない。愛犬が死んだとき、埋める場所がなくほとほと困った覚えがある。そんなハードな環境で葉きり蟻が息づいていたのだ。アマゾンや田舎ではよく見る蟻であるが、サンパウロでは始めてである。それだけに嬉しくなった.えっちらおっちら彼らが運ぶ様子を見ていて、心の中の曇りもすっかり晴れてしまった。
 | 蟻を撮っている僕を見て、周囲の人々が奇異な目で見ながら通り過ぎる。 なかなかうまく撮れない。マクロレンズが欲しい! |
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