7・12 エレベーターの恐怖 (2006/07/12)
今日もまたアパートのエレベーターが故障して使えない。 うちのアパートの建物は築50数年という年代モノで、できた頃は屋上にダンス場のある高級マンションだったらしい。今でもその頃の余韻は少し残っていて、ここに住む前は僕もいつかはこんなアパートに住みたいと思っていた。数年前には、市の文化財に指定され、表は一切改装ができなくなってしまった。 そんな古い建物だけあって、エレベーターがしばしば故障する。だから、僕はエレベ-ターが故障するのは、日本のエレーベーターでの事故の記事を読むまでは、ごく普通のことだと思っていた。一度などは中に閉じ込められ30分ほど真っ暗闇の中で過ごしたこともある。あるおじさんは、エレベーターが、3,4階で突然とまり、そのまま落下してしまったそうである。止まり方が中途半端だったり、ガックンガックンゆれたり変な動きをはじめるとたいてい次の日あたりには故障し、使用禁止の札が掛けられ修理しているので、そんなときは乗らないことにしている。うちのアパートは22階なので、突然落下したら、なんてことを考えると、恐怖を感じずにはいられない。
 | 母親と一緒に閉じ込められたことのある息子は 決して独りでは乗りたがらない。 |
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