10・24 結婚式写真 (2006/10/25)
結婚式写真を撮るはめになってしまった。もちろん仕事としてであるが、天井が高く、広い教会などでは、ライティングが難しいのでやりたくないかった。 結婚式の当日、あれほど前日にしつこいほど打ち合わせを電話でしたのに、待ち合わせの、市の簡易結婚式所には新郎新婦も依頼主である新婦のお母さんも誰も来ていない。約束の時間から2時間。やっと新婦らしき日系人が到着。依頼主は、僕が遅れることを恐れ、早めに時間を設定していたのだろうか? そう思うと少々腹がたってきた。やっと依頼主が到着したのは、その30分後だった。できるだけいい写真を撮ってあげよう、撮りたい、と思っていたのに、もうこの時点で、やる気はそがれてしまった。さらに集合写真を撮ろうとしてもちっとも集まろうとしない。「もう、好きにやれば! どうでもいいや」と、幼子のようにふてくされている自分を感じた。写真を撮っていてこれほどやる気をなくさせられたのは、かつてあっただろうか。 依頼主が、娘の晴れ姿を見て目を赤くしているのを見て、「せっかくの祝い事なのだから。僕の撮った写真を一生記念に持ち続けてくれるんだから」と考え直し、気を持ち直した。それから式はスムースに進み、無事終わった。 ブラジルでは特殊なことではないようであるが、新婦には連れ子(男の子)がいて、明らかに、孤独と嫉妬心を抱いているのが感じられた。父親になる男性も彼に気を使っているのがよくわかった。この子供は、その立ち振る舞いからかなり甘やかされて育っているようであったが、彼の服装は普段着だった。彼がきれいな服を着るのを嫌がったのかもしれないが、もう少しきちんとした服を着せてあげれば、彼の気持ちも、自分も一緒に祝うという気持ちになったのではないだろうか。
僕の撮った写真を一生記念に持ち続けてもらえるのは非常に嬉しいことであるが、やはり結婚式写真は難しい。できればあまりやりたくない仕事である。
 | 消防士の新郎は消防士の正装、新婦はチャイナ服 という面白い取り合わせ。裕福層以外は、お金をか けない簡易結婚式が増えているようだ。 待合所には結婚式を待つ新郎新婦が何組もいた。 |
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