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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2019/05/19)
10・25 弱肉強食の世界 [画像を表示]

10・25 弱肉強食の世界 (2006/10/26)  日本で大学時代の友達にあって話していると、なんと独身者の多いことか。僕は映画研究会に属していたのだが、同世代の約半分がまだ結婚していなかった。僕なんぞは、当時から半端者だったし、結婚なんかさらさらする気もなかったのだが、今はちゃんと子供がいる。自分でも不思議だし、友人にも驚かれる。当時は身持ちの堅そうな友人たちが意外に結婚していないのにはびっくりした。多分、仕事が忙しかったり、縁がなくて結婚できなかったのだろう。
 ブラジルでも独り者が多いようだ。今アパートを修理しているので、立ち代り入れ替わり、いろんな職人がやってくる。修理具合をみながら、彼らの話を聞いていると、そのほとんどが結婚していなかった。といっても結婚していて別れたというのもいたが、みんな口をそろえて収入が少なすぎてそんな状態じゃないという。
「もう少し、稼げるようになったら結婚するよ」と34歳の左官はにっこり笑う。20歳前後の若者たちは勢いだけで結婚するのだろうが、20代後半になるとさすがに経済状態を考えるのだろう。
 昔、行き着けの飲み屋のおばちゃんに「結婚すればなんとかなるものよ」と言われた覚えがあるが、ここブラジルにおいてある一定以上の暮らしをしようとすれば、この言葉は当てはまるだろうか?? はなはだ疑問が残る。ブラジルの場合は結婚せずに、同棲するカップルがかなり多いようで、 別れては同棲、またその繰り返しというパターンが急増しているようだ。僕の知り合いのブラジル人は4回も繰り返している。彼は、その日の暮らしもままならないほどの貧乏から這い上がってきた奴で、超自己中心型の人間であるから、とても家庭を築けるような人間ではない。そのくせ寂しくなるのだろう、次から次へと女に手を出しては同じことを繰り返している。
 このままいくと、いろんな意味で強い男のみが女を手にいれられる、いわゆる野生の狼のような弱肉強食の世界になっていくような気がする。

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 最近、ますますサンパウロの町は殺伐としてきたように
感じる。裕福層はますます儲け、中流層はどんどん落ちて
いく、そんな構図がこの状態を生んでいると思う。


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