11・1 変わるリベルダーデ (2006/11/02)
リベルダーデにまた新しい中華料理屋ができた。僕が来た頃には数軒しかなかったのに今や20軒を超えるのではないだろうか。 当初は日本人街と言われたリベルダーデも、韓国人や中国人が増えるにつれ東洋人街と呼ばれるようになり、このままいくと中国人街と呼ばれるのも、もうまじかなような感じである。それほどここ数年の間に中国人が増えた。今では中国人の、輸入業者や日本食品の店主から、マフィアや路上生活者までいるのだから、膨大な数の中国人がこの街に暮らしていると思う。 僕としては、リベルダーデというところは、日本語が通じて、ほとんどの日本食品が安く手に入る、ブラジルに住む日本人のより所でありオアシスのような場所であるから中国人街になってしまうのは少し残念ではあるが、日本人が出稼ぎにいって少なくなった今、それも時の流れなら仕方のないこともかもしれない。 もともとリベルダーデにいた中国人は台湾の人が多く、親日でどちらかというと日本人に考えがちかい。そんなわけで、結構日本人とも共存ができていたのだと思う。しかし台湾の人でさえ「大陸の人はずうずうしくて、礼儀作法をしらない人が多い」といって顔をしかめるくらいだから、今後大陸の中国人が増えるに従い、問題も増えていくだろう。 大きくて立派な中国人会館ができ、旧正月を祝う盛大なお祭りも行われ、中国人の町になってしまうのではないかと、日本人から心配する声も聞かれるが、うまく共存してお互いの良さが味わえる街になってもらいたい。
 | リベルダーデ一の繁華街、メトロ駅前周辺も店 のオーナーはほとんどが中国人。 |
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