11・2 アパートに住む難しさ (2006/11/03)
朝のパンを買いに行っていた彼女が後ろに、アパートの建物の管理人を連れてきた。 「モノが腐った臭いがする? 犬の臭いが少しするくらいでしょう!」 彼女はプンプンしながら管理人に言うと あわてて管理人は首を横に振った。 「モノが腐った臭いがするって苦情があったもんで・・・」 そういい残して妙に罰がわるそうな顔をして彼は帰っていった。
ブラジル人は(他の外国人などもそうだと思うが)、自分の気に入らないことがあったりすると、すぐに文句をいう。直接言えばいいのだが、その辺はずるがしこく必ず誰かを通してである。さらに、たいしたことでもないのに、大げさにいうものだから、癖が悪い。たいていアパートの住人はできるだけ摩擦がおこらないように近所づきあいには気を配り、管理人や門番にはいつも愛想よく接しているようだ。だから妙に威張っている門番や、管理人が多い。僕の頭の中には「管理費として金を払っているのに何故彼に威張られなければならないのか」とい頭があるので愛想よくしたことがない。だから何か問題があるとちょっと困ってしまうが、いまさら彼らに愛想よくする気なんて全くない。 そんなわけで今日はせっかくに祭日だといのに、朝から気分が悪い。できれば誰からも気兼ねせずに住む家に住みたいのだが、治安の悪さを考えるととてもそんな気にならない。ここ数年何もなかったのに、水漏れ、臭いといろいろアパートのことで悩まされる。
 | ブラジルを代表する建築家オスカー・ニーマイ ヤーが設計したコパーンビル。一時期はここに住 もうかと思ったが、泥棒が多いと聞いてやめた。 |
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