11・22 暇な初夏の1日 (2006/11/23)
今日は、朝から雲ひとつない快晴。肌寒いぐずった天気の多かったサンパウロもやっと夏らしくなってきた。とはいうものの、あまりにも天気が良すぎて、今度は少し憂鬱な気分になってきた。 今日は、アパートの修理に人が入る予定だから、1日中家にいなければならない。こんないい日に家にいるのは辛い。 本当は、ゴミが溜まりに溜まった部屋を掃除すればよいのだが、そんな気分にもならない。ベッドに寝転んでインターネットをみているちにあっという間に昼ごはんに。 来ると言っていた修理人は来ず。ブラジルはいつもこれだから嫌になる。とひとりゴチながら、肉がいっぱい入りすぎた、彼女の作ったブラジル風野菜炒めをもそもそ食う。 昼食後、読みかけの「大地Ⅳ」を片手にうつらうつらする。あっという間に3時に。まだ修理人は来ない。仕事の届け物があるのに行くこともできない。 今日はまったくもって、無駄な1日になりそうである。ノルデステ(東北ブラジル)の人々は、いつ見ても本当にのんびりと暮らしているが、彼らの気持ちが分かってきた。 暑くて、仕事もなければ、ぼーっとするしかないのである。その状態を受け入れられるのもひとつの才能だと思う。このまま僕も茫洋の世界に入っていきそうである。
 | フォルタレーザ(東北ブラジルの町)の砂丘。 どこまでも続く砂丘はまさに茫洋の世界。毎日、砂丘を眺めながら生活すれば、突然何か生まれるような気がする。 |
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