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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
12・6 冷蔵庫購入

12・6 冷蔵庫購入 (2006/12/07)  古い冷蔵庫が壊れて、しばらくない状態が続いていた。日本でも札幌にいるとき、冷蔵庫なしで暮らしたことがあったが、冬だったので、生ものは窓の外につるして十分保存ができた。しかし、ここはブラジル、生ものは勿論、料理したものも簡単腐る。日本にいるときは、ここまで簡単に腐らなかったような気がするが・・・・、ブラジルは雑菌が多いのだろうか? 
 バス代なども値上がりしたことから、来年になるとモノの値上がりは安易に予想できる。そんなことから冷蔵庫の購入に踏み切った。たまたま入った、大量販売店、カーザバイアで、展示物の現品に限り300レアル引きで売っていた。これは買い時と判断し、早速彼女と買いに行った。
 販売人の説明を聞いていると、少々のキズがあり、足のひとつが紛失しているとのことだ。何故か新品そのもまで見せてくれる。少しおかしいな、と思いつつ話を聞いていると、「12回払いの利子なしにできますよ。展示物だと、もし問題があった場合、修理はしますが、交換はできません。新品を100レアル値引きしますから、どうせ買うなら新品にしません? 月々の支払いも12レアルしか変わりませんよ。さらに本当は130レアルかかる1年保障も無料でつけてあげます。いかがですか?」
 それを聞いて彼女は考え始めた。「1か月たった12レアルしか変わらないのだったら・・・。どうしよう?」 さすがにうまい。カーザバイアは数十回の月賦払いの販売方法を採用し、貧乏人を相手に延びてきた販売店である。ただし、利子も高い。結局月賦払いにすると商品と同じ程度の利子を払うことになる。「クレジットカードだったら利子なしです」悩んでいる僕らに殺し文句を投げかけてきた。うまいなー、と思いつつ、僕も利子なしだったらという気持ちになってきた。ここに来る前に他の店も調べていたが、最初から利子を上乗せしている値段ではない。1年の保障もつけてくれ、100レアル値引きしてくれるから、値段の差額は70レアル。まっ、いいか! うまくやられているな、とおもいつつも新品を買うことに決定。うまく乗せられて買ったような気がして(実際そうなのだが)いまいち気分はよくないが、とりあえず待望の冷蔵庫はやっと購入できた。 
 


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