12・29 忘年会 (2006/12/30)
もう、今年もあとわずかになった。旅行に行った人々が多く、サンパウロの街中は人と車が随分と少なくなった感じがする。それでもリベルダーデは正月の日本食品を求める買い物客でごった返し、年末の慌しさで一杯である。 今日は昼飯、夕飯を忘年会をかねて友人と食べることになっていた。完全フリーになってから、人との付き合いも減り、今年は人が集まっての忘年会に参加することはなかった。人がたくさん集まる会は、いろんな人に会えるのでその当日までは結構楽しみしているのだが、いざ始まってしまうと、どうもその会の雰囲気に馴染めず浮いてしまう自分をいつも感じていた。だから結局は2,3人の会食が僕には向いている。 昼食は、映像記録作家の岡村さんと、夜はFさんと会食をすることになっていた。岡村さんとの会食のあとに、長年の友人Yさんにばったりと会いカフェとなった。普段独りの活動が多いだけに、久しぶりにいろんな友人に会え充実した1日となった。 岡村さんとはついつい話し込んでしまい、食事をしながら2時間半ちかくも話してしまった。こんなに人と話したのは、僕としては久しぶりのことで少々疲れたが、楽しいひと時であった。 自分の狭量さと頑固さから、友達はどんどん減っている一方である。嫌な人間にも適当にニコニコしていればいいと思う。でも、できない。そんな自分の頑な部分がわずらわしい。今「竜馬が行く」を読み返している。今となっては自分の性格を変えようとは(もう変えられない)思わないが、竜馬の些細なことにこだわらない、そして誰にも好かれる性格が羨ましい。
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