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     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/09/20)
1・30 邦字新聞記者の良識 [画像を表示]

1・30 邦字新聞記者の良識 (2007/01/31)  最近、邦字新聞や雑誌にほとんど、書くことも、写真を掲載することもなくなったので、ブラジルにきたころからの知人によく心配される。
「最近何やっているの? 元気?」と会うたびに尋ねられる。
 さすがに15年もブラジルにいると知らないうちに知り合いが増え、気がつくと随分顔が広くなっていた。雑誌社で働いていて、取材などでいろんな人にお世話になる機会が多かったせいもある。
 こういった方に、元気でやっているということをお知らせしたかったので、東京での写真展のことをサンパウロ新聞に載せてもらいたく思い電話をした。非常に個人的なことなので恐縮だったが、編集長は快く受けてくださり、新聞社に出向いた。
 部屋に入って、○氏の姿が目に入り、嫌なことを思い出してしまった。
ちょうど1月22日の日記にそのときのことを書いたばかりだったこともありムラムラと再び腹が立ってきた。
 この記者? は、この事故について面白おかしく脚色して、記者の取材雑記の欄に僕のことを書いたのだ。
「女好きのカメラマンのkはメス馬の尻の写真を撮ろうとして蹴られ・・・」
 この事故で僕はひとつ間違えば死んでいただけに、なんの裏もとらずに面白半分に書いたこの男に非常に腹が立った。あまりに腹が立ったので訴えてやろうとまで思ったほどである。
 それから2年後、彼は僕に仕事の手伝いを頼んできた。
「きちんとお金も払うから、写真と記事、Aさんを紹介してくれないかな」 昔のことをずっと根に持つのも男らしくないから、と思い手伝いをする気になっていた。ただどうしてもあの記事のことは一言謝罪してもらいたかった。
「あの記事はどういうつもりで書いたんですか?」
「あんなの気にすることないじゃん! 読者が面白く読んでくれたならいいじゃないの」
 完全に切れてしまった。たかだか邦字新聞記者、されど記者である。たとえ記者の勉強なんかしたことがなくても、日本でそういった経験が一切なくても、自分は記者だ、とリベルダーデを威張って歩くのなら、せめて記者として意識、良識というものを持って欲しい。
「解りました、○さんは紹介しますが、仕事は一緒にやる気は一切ありません」と言って断った。
 また、ある女性記者にも同じようなひどい目にあった。ちょっとJのことを話してくれといわれ、僕はちょうどJの仕事をしていることもあり、その取材は受けたくなかった。
「絶対解らないように書くから・・・」
後で、その新聞を見ると、明らかに僕とわかったし、Jの人間から随分文句を言われた。そのことをこの女性にいうと、
「もう私、日本に帰るから関係ないわ」という言葉が返ってきた。しかし、その女性は未だにブラジルに居続けているが・・・・。
 こんなことがあったため、僕は邦字新聞記者とはほとんど付き合いが今はない。最近は日本の大新聞社で働いていた人もいると聞くし、多分こういったことはないと思うが、記者としての良識と誇りを持った仕事をしてもらい。

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最近のリベルダーデ広場は出稼ぎ勧誘のブラジル女性が多い。
多くの日系人が出稼ぎに行く一方で、日本からいろんな青年がやってくる。
今は知らないが、昔の邦字新聞社や雑誌社は、ほとんど経験がなくてもふらりと来た青年達が気軽に働けた場所であった。
僕もそんな青年の一人であった。

 
  


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