2・1 飛行機の中の時間 (2007/02/04)
サンパウロー東京間のJAL機には、各座席にモニターがついているので、旅行の間に、映画を見るのが僕の楽しみのひとつになっている。 先行映画も数本入っているのでずいぶん得した気分になる。さらに韓国映画や中国映画、時にはインド映画なども入っており、普段見ることができない映画まで見ることができるので結構楽しめる。 経由地のニューヨークに早朝到着すると、ちらちらと雪が舞っていた。薄明るい中で音もたてずに降る雪は、郷愁を誘う。北海道の山小屋の中で独りで過ごした頃のことを思い出した。数キロ周辺内には誰も住んでいない環境であったが、不思議にさびしいとか、怖いとかいう感情はおきなかった。昼間、山スキーで歩き回り、夜はストーブの横で秋に作った山葡萄の焼酎づけを飲みながら本を読んだ。思うと、今までの僕の人生の中でも飛び切り極上の時間であった。 今回の飛行機の中の時間はあっと間に感じたし、それほど疲れも苦痛も感じなった。4ヶ月後の旅行なので身体が慣れてしまったのだろう。
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