3・16 色気づく (2007/03/17)
時差ぼけのせいか全く日にちの感覚がない。昨日帰ってきたことでさえ、もはや随分前のように感じてしまう。 さすがに1月半も家をあけていると、ほこりが溜まるようにいろいろな問題が溜まっていて、それらを解決するのがかなり憂鬱である。僕がいない間に生まれた4匹のハムスターの子供が大きくなりケージがせまくなってしまった。母親が隠れ家から出てこないので、隠れ家の屋根をあけると、赤い小指ほどの子供が2匹がムニムニと動いていた。横で見ていた息子が思わず「あっ、また」と声を上げた。「ネズミ算的に増える」という言葉があるが、その増え方が尋常でないことを改めて実感してしまった。 2匹のダックスフンドのメスが、やはり僕の居ない間に月経が始まっていた。息子が獣医に電話したところ、まだ身体が出来上がっていないから、オス犬を離すように言われ、隔離していたらしいのだが、帰って彼女を見ると、腰のあたりに肉がつき、さらに乳房が大きくなって、人間の僕が見ても妙に身体が色っぽい。妊娠してしまったのかもしれない。ブラジルでは11、12歳の人間の子供が妊娠したということがよくあることだから、9ヶ月の犬が妊娠しても不思議はないのだが、あずみ(犬の名前)のプリプリした体を見ていると、少々憂鬱になってしまう。 ベッドの上に息子が絵を描いた2枚の紙があった。多分彼が置き忘れていたのだろう。何気なく見ると、男と女がセックスをしている絵だった。動物たちのセックスや、妊娠に刺激され、今月10才になる息子もムラムラとしたのだろうか。「こんな絵を描いて恥ずかしくないのか」と静かに言うと、彼は一瞬顔を赤くして、すぐに捨ててしまった。間違いが起こらない前に性教育をしっかりしなくてはならないようだ。 実家のアパートで、しばらくひとりで暮らしていただけに、動物達との生活が少しうっとうしく感じる。
 | 乳房も大きくなってすっかり女らしくなってしまった「あずみ」 |
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