3・21 誕生日 (2007/03/22)
今日は息子の誕生日。１０歳になる。10歳というと日本では小学4年生。よく覚えていないが、ちょうどこの年齢時に誕生日パーティをしてもらって友達を家に呼んだ。誕生日パーティというのは、そのとき1回こっきりで終わってしまったが、皆に祝ってもらってうれしかったような気がする。
今までお金の都合から一度も息子にパーティを開いてやったことがない。ブラジルでは1歳の誕生日は大々的に皆で祝うものであるが、パーティが嫌いなこともあり、彼女も強いてやりたいと言わなかったので家でささやかにやった覚えがある。もっともやりたいと言われてもそんな余裕はなかった。
「エドワルドは学校で誰も彼の誕生日を覚えていなかったものだから、家に帰ってメソメソしていたわ」と彼女が伝えてきた。
よっぽど好きでもない限り、友達の誕生日なぞ覚えているわけがないと思うのだが、彼としては誰にも祝ってもらえなかったことが悲しかったらしい。僕が家に帰った時には、彼はそんなそぶりも見せなかったが、いつか盛大な誕生日パーティをしてあげて彼の笑顔をみたい。
母がいつも手作りのケーキを作ってくれていたので、できるだけ彼にも手作りの味を知ってもらいたい。さすがにオーブンで焼いてとまではいかないので、スポンジを買って、生クリームと缶詰のモモをのせて即席の誕生日ケーキを作った。彼女が誕生日の歌を歌って、蝋燭の火を消して、ささやかな誕生日パーティが終了した。
 | | 息子もはや１０歳。ささやかな誕生日であるが満足してくれたと思う。 |
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