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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/09/23)
3・23 お釣り

3・23 お釣り (2007/03/24)  1年ぶりに靴を買った。毎日歩き回るのと、ひこずるような歩き方のせいか僕の靴は、上側はまだまだ十分使えるのだが、靴底のラバーの部分が削れてしまいだいたい1年ほどで履けなくなってしまう。ラバーの部分だけ張り替えてもらうという手もあるのだが、その修理代が結構高く、一度直したもののその後は、買い換えるようになった。僕はテニス、日本風に言えばスニーカーが嫌いなので、ブラジルに来てからは、日本に比べ革靴が安いこともあり、いつも買うのは革のウォーキングシューズになってしまった。靴と鞄にだけは凝る性格なので、気に入ったデザインと履き心地の良い靴をいろいろ探した。その結果、履き心地はいまいちであるが、丈夫さとデザインが気に入り「WEST COAST」というメーカーに落ち着き、ここ何年もこのメーカーのモデルを履き続けていた。そろそろ靴底に穴があきそうになってきたので靴屋に行ったのだが、このメーカーが消えていた。セントロの靴屋を回ってみたがどこも同じ状態であった。店員に聞いてみると、ここしばらく入荷していない、とのことであった。
 しぶしぶ買ったのはデザインも今風のごてごてした作りで履き心地もあまりよくない靴となってしまった。それでも他のモノにくらべると随分ましなほうである。値段は129.9レアル(約7000円)。レジの無愛想な女性に150レアルを払うと、お釣りは20レアル札を渡してきたのみであった。一瞬10センターボ(約6円)は? と聞き返そうとしたが、相手はまったく意に介してない様だし、わずか10センターボで文句をいうのも恥ずかしいので、そのまま20レアル札を受け取って店を出たがなんとなく釈然としない。ついこの間も近くの小さなスーパーで、11.6レアルの買い物をして15レアルだすと、お釣りとして返ってきたお金は3レアルだった。つい2ヶ月前まではたいてい5センターボをよこしていたので、このときもおかしいと思ったが、やはり4センターボで文句をいうのも恥ずかしいと思い何も言わずに出てきた。日本ではうるさいほどにお釣りをきっちり渡してくれることに慣れたせいもあり、また、こうした小さなお金ほど妙に気にかかることもあり、未だになんとなく悔しい。
 偶然かもしれないが数日の間に2回もこんなことがあったということは、それだけお金の価値が落ちているのかもしれない。でも今度、こんな機会にでくわしたら、たとえレジの女性がどんなにかわいくてもきっちりお釣りを要求しようと心に誓っている。


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