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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/07/11)
3・24 暮らしにくくなったブラジル [画像を表示]

3・24 暮らしにくくなったブラジル (2007/03/25) 「いやー、驚いたよ! 今日銀行に行ってATMで預金を見たら0になってたんだよ。何度やっても同じでさ。税金をここしばらく払ってなかったから、差し止めを食らったんだよ。でも、ひどいよな。政府が勝手に人の口座に入ってお金とっちゃうんだから。ブラジルも暮らしにくくなったよ」
 行き着けの日本食レストランに行くと、いつもは、からっと元気なマスターのパウロさんが陰鬱そうな顔をしていたのでおかしいなと思っていた。しばらくして、ぼつりぼつりとその訳を話し始めた。
「税理士に言われていたんだよな。最近の政府は、税金の滞納があると銀行からすべて取っていくから、お金を下ろしておけって。でもまさか、少しの預金しかない俺の金まで取っていくとは思ってもみなかったよ・・・」
 それを聞いて僕も驚いてしまった。彼のもとには、何回か、督促状は来ていたのだろうが、まさかそんなことをするとは・・・。政治家は月1万レアル以上の月給をとりながら、さらに会議に毎回出席する議員は半数にも満たないという。そんな彼らが、ほそぼそとなんとかやっている店のわずかな預金までとっていく法律をどんどん作っていくのだから全くブラジルは腐っているとしかいいようがない。まさに富める者はどんどん富み、貧乏人はどんどん貧乏に、である。
「いくら働いても、税金でごっそり持っていかれるのだから、いやになっちゃうよ」パウロさんのぼやきは続く。
 多くの日本人がブラジルを気に入り、何とか永住権を取ろうと頑張っているようだが、税金の高さ、治安の悪さなどいろんな面でブラジルの魅力はうせてきている。そんなブラジルに愛想をつかし、多くの日系人や移民が日本に行ってもう帰らない、と言っている。せかっく永住権をとれても、暮らしてゆけなければどうにもならない。一時の楽しさから、永住権を取って、安易に移住なんてことはくれぐれも考えない方が良いと思う。

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魅力的な部分はたくさんあるのだが、ブラジルはどんどん暮らしにくくなっていく


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