3・27 会食 (2007/03/28)
普段、あまり人にも会うこともなくひっそりと暮らしているせいか、「久しぶりに皆であいましょう」というメールなんかが舞い込んでくると、どうしようかと、少し考え込んでしまう。親しい知り合いでもこうであるから、見知らぬ人となるとなおさらである。 今日の会食は、数年前に一緒に働いていた4人の女性達である。女性ばかりの中に僕が一人というのも場を盛り上げなければならない、という妙な責任感ができて、いまいち乗り気にならなかった。今は一人を除いて、その会社を皆離れ、それぞれの道を歩んでいる。3人は僕よりもずっと年下で、そのうちの一人は一緒に働いていた頃は、まだ学生で女らしさなんか微塵も感じられなかったが、すっかり女らしくなり、見違えてしまった。 あとで一人の女性の彼氏が来ることになっているという。「MINHA VIDA(僕の写真集)を見て会いたいんだって」「えええええ・・・」僕の写真集を見た人は、この作者は、どんな人かと興味を覚えるらしく、会いたいと言ってくれる人が時々いる。そうのような興味を抱いてもらえるのは非常に光栄なことなのだが、かなり私的なことも書いているだけに、恥ずかしく僕としてはできるだけ会いたくない。彼女はわざわざきを聞かせてその旨を電話をかけてくれたおかげか、写真集の話題もなく、わきあいあいとした夕食会であった。 一人でペラペラとしゃべっていたような気がして、後で自分が嫌になってしまった。人と会った後は、しゃべりすぎてよくこんな気分になってしまう。やはり、人と会うのは苦手だ。
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