4・2 オーボ・デ・パスコア (2007/04/03)
キリスト教のパッション(キリストの十字架上の受難)の日を前にして、どこのスーパーでもオーボ・デ・パスコアがびっしりと飾り付けされ売られている。ブラジルではパッションの日にオーボ・デ・パスコアを友人知人家族にプレゼントする習慣がある。これは、卵型をした中が空洞のチョコレートで、空洞の部分にさらに小さなチョコレートが入っていたりする。 この習慣に慣れていない僕は、毎年誰か彼かにもらうのだが、もらってもさほど嬉しいとは思ったことがない。しかし、子供達は結構この卵を楽しみにしているようである。息子と一緒に買い物に行ったおりに、なにか欲しそうな顔をしている。「何か欲しいモノがあるの?」と聞くと、パスコアが欲しいという。この習慣になれていない僕は、普通のチョコレートとしか見てないから経済的でないと判断し即座に却下してしまったが、あとで考えると、かわいそうなことをしたな、と思い直し買ってあげた。 今年のパッションの日は金曜日で、たいていの人々は金、土、日と合わせて3連休となる。うちの息子の学校は木曜日まで休みにしてしまい4連休になるそうだ。ただでさえ授業時間が短いのに、勝手に休みまで作ってしまうのであるから、ブラジルの教育レベルのアップはまだまだ難しい。
 | スーパーに飾りつけされたオーボ・デ・パスコア。欲しいものがあれば上から吊り下げられたものを取っていく。 |
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