4・4 割り込み防止柵 (2007/04/05)
最近サンパウロのメトロは、ラッシュアワー以外でも、結構混むようになり、近頃はもっぱら歩きかバスを使うことが多くなってきた。しかし、メトロの路線沿いにいく場合は、ラッシュにあうと何時間かかるかわからないようなバスは使っていられないので、結局は便利なメトロを使うしかない。 とにかくブラジル人のマナーは非常に悪い。日本のように、降りる客がおえてから、乗るというような道徳心はほとんど持ち合わせていないから、混んでいる時間は、かなり気合を入れないと僕なぞは乗れないし、降りることもできないことがしばしばである。乗るときにモタモタしていると、舌打ちをしながら後ろからグイグイ押してくるし、割り込みなぞは半端ではない。せっかく並んでいても、列車が来るとすかさず横から平気な顔で入り込んでくる。特に若い奴等が多い。こちらはきちんと並んでいるのに、横から入り込んでくる奴等を見ると腹が立ってしょうがない。 さすがに、割り込みの批判が多いのか、2線が交差するために、もっとも混雑するセ駅には、割り込みの防止柵がある。多分できて1年くらいになると思う。最初は仰々しいほどに太いパイプを使った柵を見て、またバカなものを作ったものだと思っていたが、非常によくできており、割り込みはまずできない様になっている。荒っぽいブラジル人にはこれくらい頑丈なものでないとダメなのかもしれないと思うようになってきた。 残念なことにこの柵はまだセ駅にしか設置されていない。できれば、すべての駅とはいわないまでも混雑の激しい駅には設置してもらいたいものである。
 | 防止柵。以前は巨大なパイプがうっとうしかったが、最近は頼もしく見える |
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