移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
4・13 ブラジル生活の難しさ [画像を表示]

4・13 ブラジル生活の難しさ (2007/04/14)  まったくブラジルは何が起こるか解らない。
 うちの近くのバス停脇の街路樹が根こそぎ倒れて、バスに当たっていた。その木は青々と葉を茂らしたマメ科の木で、ちょっと見た目では何でこの木が倒れるの? と不思議に思えるような木であった。僕もバスを待つ間にもたれたり、手をかけたりしていた木である。倒れた木をよく見ると、ほとんど根が張っていなかった。主根も地中深くという感じではないし、30mほどの地上部から見れば、ほんのわずかでこれでは倒れても仕方がないというほどのものだった。林学科(現在の森林総合研究科)卒にもかかわらず、大学時代、ほとんど勉強しなかった僕には、木の特性についてはほとんど解らないが、もともとそういう樹種なのか?、植えた場所が悪くて根が育ったのか? よく解らない。ただ、感じとしてあまり根の張りのよくない樹種のように思える。ちかくには同じ種の木が道路脇にずっと植えられている。歩くときには木にも気をつけなくては、とつくづく思った。
 ブラジル人は何をしでかすのかわからないような、ずるがしこいところがあるが、地下鉄工事で突然巨大な穴が地面にあいたり、ビルが崩壊したり、え、何で! ということが、ブラジルの災害にはありすぎる。治安の悪さの上に、災害・・・、ブラジルで生きていくのは難しい。

413.jpg
バスに倒れた木。この後、この木は小さく切断されて運ばれていった。その量は中型のトラック2台分。


前のページへ / 上へ / 次のページへ

楮佐古晶章 :  
E-mail: Click here
© Copyright 2024 楮佐古晶章. All rights reserved.