4・25 フォフォッカ(噂話) (2007/04/26)
サンパウロほどの大都市だと東京並みだから、アパートなどでは人のことには無関心だと、ずっと今まで思っていた。ところがどっこいブラジル人はフォフォッカ(噂話)が大好きなのである。 最近アパートを移ったので、管理人や知人に隣近所の住人のことを、彼女に聞いてもらった。そうすると出てくる出てくる、どうしてそんなプライベートなことを知っているの? と思われるようなことまで噂話を聞くことができた。 たとえば、隣の住人は3人の子供がいて、夫は逃げてしまった、とか、もとの住人は、別れた夫が、養育費を払わなくなったのでアパートを出た、などなど。多分僕のことなどもいろいろ噂されているのだろうな、と思うと、少々憂鬱になった。僕は同じ建物の住人とは一切関係を持っていないのでどうでもいいのだが、エレベーター中なので、好奇心丸出しの目つきでみられたりすると腹立たしい。 この建物は古いせいか、老人が多く、また何もせずにぶらぶらしている中年も多い。彼らは、暇をもてあましているので、いつも入り口のところで、べちゃべちゃとポルテイロ(門番)と話をしている。こうしたフォフォッカによって噂はあっと間に広がるのだろう。 噂話が、犯罪につながる可能性も十分ある。彼女と子供には僕が日本に行っているなんてことは誰にも言わないように、今後注意しなければ、と思う。
 | 息子のエドワルドと犬のあずみ。新アパートに移って一息ついたが、まだまだ問題が山積み |
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