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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
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4・26 趣味 (2007/04/27)  最近、植物が家の中に増殖しはじめた。
 母が好きだったせいか、小さい頃から植物に囲まれて育ち、僕も知らない間に好きになっていた。以前、アマゾン計画と名づけて、家の中をアマゾンの熱帯雨林のようにしようと計画したが、家の中が湿っぽくなるのと、彼女の猛反対にあい頓挫してしまった。アマゾンの熱帯雨林の中に入ると、ツタやツルが生い茂り、人があるけないほどびっしり植物でいっぱいということはない。むしろ、上層木に光がさえぎられ、下生えの植物は意外に少なく、結構簡単に歩き回れるくらいであるから、決して無謀な考えではないと思うのだ・・・。彼女の頭の中では、ジャングルというと樹木が生い茂るというイメージしかないのである。
 以前は、ブラジル中を旅行していたので、気に入った植物があったら種や枝、植物本体を少しずつ取ってきて家のベランダに植えていたが、ある事件をきっかけにしてすべて処分してしまった。それ以来、植物に対する興味はうせてしまっていたが、最近またよみがえってきた。
 僕が欲しくなる植物は普通に綺麗だとか、かわいいといった、そんな感じのものではなく、どちらかというとちょっと変わっているものが多い。だから普通のブラジル人からすれば理解しがたいようで彼女なんかは、最初は随分文句を言っていたが、最近はあきらめて何もいわなくなった。それは熱帯魚にしてもそうで、ハイギョや、なまず、ピラニアなど最近日本では一般的になっているが、こちらではなかなか受け入れられないゲテモノが多い。彼女が最初ヘビのようなハイギョを見たときは、「ヘビを家の中で飼うなんて頭がどうかしている!・・・・・」と言って散々悪たれをついた。最近でこそ、爬虫類や両生類、魚などを飼う人がちらほらと見かけられるようになったが、以前のブ宴Wルにはそういう生き物を飼うという習慣は皆無だった。だから余計に反応が大きかったのだろう。
 今ある植物はサボテン数種、うつぼかずら2鉢である。僕は面倒くさがり屋なので手間がかからない植物が好きなのだ。息子にウツボカズラをみせると、興味深そうに見たり聞いたりしてきたので、uひとつあげようか」、と尋ねると、あっさり「いらない」といわれ、がっかりしてしまった。
 彼女に「あなたは田舎にシチオ(別荘)をもってそこで暮らすのが一番よ」とよく言われる。しかし、大都会のど真ん中で、魚や植物を育てるのが面白いのである。でもいつかシチオをもって、巨大な水槽に巨大な温室を作って思う存分動植物を育てるのは、僕の夢である。
 僕の単なる欲求のために、犠牲になっている動植物には非常に申し訳ないと思っているのだが、欲しい魚や変わった植物が売られていると、ついつい購入してしまう。僕の悪い癖である。
 
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僕のアパートの環境に合うのか、買ってから4つのツボをつけた。
寒さに弱い様なので、これから気をつけなくては


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