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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/04/03)
5・4 偽札 [画像を表示]

5・4 偽札 (2007/05/05)  以前おもちゃのようなひき肉器を買って随分後悔したが、たまたまこの店の前を通り過ぎたときに、延長コードが必要なことを思い出した。
 レジで50レアル札を出すと、めがねを半分ずりおちそうにるほど下にかけたおばさんが、お札をしげしげと見始めた。まず、軽く爪で引っかいてみて、電気にすかしてすかしをみて、さらに爪で引っかいて、その念の入れようはちょっと度を越していた。もちろん大型スーパーなどでも偽札かどうかの確認はするが、ここまで入念にされたのは始めてである。最初は何気なしに見ていたのだが、その度を越した確認にだんだん頭に血が上ってきた。「もう、買わない」とのど元まででかかった時に、お釣りを渡してきたので、言葉は出ることなく引っ込んでしまったが、しゃくに障ってしょうがなかった。彼女の渡してきた20レアル札をお返しに、しげしげと時間をかけて眺め、さらにすかしを見ようかと思ったが、そんなことをしている自分があほらしくなって止めた。こんな店にいること自体が不愉快になってすぐに飛び出した。ひき肉器といい、腹の立つ店である。もう2度と使わない! と決心する。
 ブラジルでは偽札が横行している。去年1年で57万枚が発見されたというからその数は半端ではない。僕自身は掴まされたことはないが、知人は、銀行に持って行ったお金の中に50レアルの偽札が紛れ込んでいたらしく、そのお金は没収されたそうである。50レアルといえば、日本円で3000円ほどである。彼は返してくれとかなり粘ったようだが、銀行側は一切受け付けなかったそうである。
 また、ある友人は、ナイトクラブで50レアル札をガルソンに出したところ、いったん清算所に持っていかれ、そののちにこれは偽札であると、つき返された。もしかしたら、精算所で偽札に換えられた可能性もある。友人はしぶしぶもう一度お金を出すしかなかった。
 というように、結構身の回りでも日常的に出回っているので十分気をつけなければならないのだが、あの店のオバンの度を越した確認には、いかにも僕が信用されてないという感じがして腹が立った。

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