6・3 日記のおかげ (2007/06/04)
久々に古い友人からメールがきた。友人といっても、僕より年上の方で、その方の飄々とした生き方が僕は大好きである。その方のメールの中に、文章がうまくなったね、と書かれてあった。僕は小さい頃から文章を書くのが嫌いであったから、今でも苦痛である。そんな僕が写真を撮って、文章を書く仕事をしていることは自分でも驚きで、もしかしたら随分とおこがましいことをしているのかもしれない。ただ本を読むことは小さな頃から大好きだった。もしかしたら今にいたったのは、それが幸いしているのかもしれない。 一度、日系の女性に、「自分の文章力をもっと解らなければいけない」と言われたことがある。さすがにこのときは、腹が立った。その女性が日本の本を僕よりたくさん読んでおり、僕よりうまくかけるのなら、そう言われても納得がいくが、明らかに、今までに数十冊の本しか読んでいないような人間にそんなことをいわれたくなかった。僕は文章を書くのは苦痛だし、うまく書けるなんて思っていないから、何もいわなかったが、そういうことを人に言いまわるのは非常に失礼だと思う。 メールを送ってくれた方はもともと演劇をやられていた方で、今はずっと川柳をやられている。文章にかかわっている方に、うまくなったね、というメールをもらうとやっぱりうれしい。日記を続けてきた甲斐があった。
|