7・2 用心 (2007/07/03)
やっとサンパウロの家についた。心配していた税関でのチェックももなく、空港からサンパウロの間で襲われることもなく、ほっと一息という感じである。以前は、空港からサンパウロへの途中よく襲われた話を聞いたが、車中、タクシーの運転手に尋ねても最近は聞かないという話だから、改善されてきているのだろう。それでも、油断は禁物である。アパートの前についてタクシーを降りてからも、周囲には気を配った。よく、降りてから、後をつけてきた強盗に襲われたということを聞いていたからだ。そこまで、心配しなくても、と思われるかもしれないが、襲われてから後の祭りというのは嫌だから用心に越したことはないと思っている。 街中をいつもカメラをもってぶらぶら歩いていると自然に身体が注意するようになってくる。悲しい習性といわれれば、それまでであるが、逆に日本に帰ると、あまりにも安全すぎてものたりなさを感じてしまう。20日間も日本にいて鈍った感覚を取り戻すのにまた大変そうである。 「昨日、橋でストリートチルドレンに後をつけられて、鞄をとられそうになったわ。最近、この辺も危なくなったから気をつけてね」と注意をされた。 日本ボケした顔で、ぼーっと歩いていたら危なそうである。気合を入れなくては!
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