7・3 殺人事件 (2007/07/04)
以前、夜中に隣のアパートで、騒ぎがあり、翌日隣人が消えたと書いたが、その10日後にそのアパートのベッドの下で17歳の妊婦の死体が胸にナイフが突き刺さった状態で発見された。 僕はちょうど日本に行っていたのだが、彼女によると、警察の聞き取り調査、新聞記者の取材などで大変だったらしい。 「臭い匂いがするんで、部屋中を掃除したのよね。死体の匂いだったのね。ニンジャ(犬)も何か感じていたらしくて、食欲もすっかり減っていたわ。私も2キロも減ちゃった」 さすがに自分の隣のアパートで殺人事件があったとなるとあまりいい気分でない。日本にいく直前に、なんとなくアパートにいたくなかったのは、そのせいかもしれない。 ブラジルの死亡者数はアフリカの戦争地域並みだと何かで読んだことがある。実際、サンパウロ市のジアデマ市は数年前まで世界一殺人の多い町だったらしい。こんな実態は、今まで新聞やニュースで聞いていただけでまるっきり他人事でノホホンと生活していたが、実際すぐ身近で起きると怖い。 死んだ女性の成仏を祈ってあげたい。
 | サンパウロのラッシュ。 ひとが集まり、ストレスがリミットを越えると、殺人が誘引されるのだろう。ブラジル人は、道徳観念が薄いだけに、殺人事件につながる可能性が強い。 しかし、仕事場から3万5千ドルを持ち逃げした隣人は、小さな子供をつれどこへ行ってしまったのだろうか? 子供達はどうなるのだろうか? ついつい想像してしまう。 |
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