8・9 無言 (2007/08/10)
「もし私が死んだら、あなたは、おばちゃんのところに行くのよ」と彼女が息子に言った。来週の月曜に、彼女の姉が来ることになっており、その話が出たおりにポロっと出たのだ。こういういやみ的なところが頭にくる。 「パパイと一緒にいるよ」「パパイは子供の世話ができないでしょ」「・・・・」この息子の無言が少々気にかかった。彼もそう思っているのか? 何もいう気にもならなかったので、さっさと席を立った。 息子が小さいときは、病気がちな子供であったので、旅行中も心配だったが、10歳にもなると、さすがに健康は安定し、旅行中に心配することはなくなってしまった。むしろ、家の魚や、犬たちのことの方が心配である。そういう態度が、表面に出ているのかもしれない。 確かに表面的には随分大きくなり、偉そうなっことをいったりするが、まだまだ、子供で、「犬が病気で死ぬかもしれない」などというと、一人で泣いたりしているようだし、内面的にはまだまだ10歳の子供なのだ。僕には、そんな弱い部分をみせないので、しらずしらずのうちに一人の人間として扱っていたのかもしれない。 やはり、人一倍自分勝手で我侭な僕には子育ては向いていないのだろうなあ~
 | 考えて見れば、息子の写真を撮るとき、自分のかわいい息子を撮る、という感覚ではあまり撮ったことがない。あくまでも1つの被写体としてしか見ていない。 |
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