8・23 切れる (2007/08/26)
今日の予定は恐竜の化石の発掘現場の見学とツクナレ釣りである。本当は昨日、化石の発掘現場に行くはずであったが、思わぬハプニングがおきてしまいいけなかったのだ。出発は8時半なので早めに朝ごはんを食べようと思い時間を確認すると、7時半からである。普通では考えられない遅さである。このホテルはいわゆる温泉ホテルでビジネスホテルのような、忙しい人間が利用する場所ではないから仕方がないのかもしれないが、利用客のほとんどは老人であるから、当然朝は早い。その辺の配慮が足らない。7時半に行くと、まだ用意がされていない! 少々頭に血が上る。気を取り直して散歩をしながら写真を撮る。やっと開いたのは45分であった。田舎だから仕方がない、ここはブラジルだし、と無理やり思い込む。 一度にどっと宿泊客が食堂に入ったために、パンがない、ジュースはない。「いったいここの給仕はどうなってんだ。手際が悪すぎる」引いていた血がまた頭に上る。ブッフェ形式の食べ物をお年寄り達は、時間をかけてゆっくりと選んで取るので時間がかかってしょうがない。僕からすれば、たかだかパンだからどれもほとんど同じだろうと思うのだが、大きさ、やけ具合をよーく見て、一個一個選ぶ。それが一人だけでなく、皆一様に同じことをするのである。どこの国のお年よりも、同じなのだろうか? 大急ぎで朝ごはんを終え、部屋に帰る。その途中、レセプションで、昨日の午前中に出したズボンの洗濯はできあがっているか?と聞くと、まだだという。ここで終に破裂してしまった。 「一応ここは、この町でも高級ホテルのひとつでしょう? 昨日の朝出した洗濯ものが、まだできてないなんて、サービスが悪すぎる! どういうことなんだこれは」 朝ごはんのことがあっただけに、さすがに洗濯物がまだできてないと聞いて切れてしまった。慌てて、レセプションの支配人が本当にできていないのか見に行った。この支配人は非常におだやかな好青年で昨日もソフトな応対をしてくれ好印象を抱いていただけにあまり怒りたくなかったのだが、仕方ない。これで昨日借りたズボンを今日中に返すことができなくなってしまった。ここのホテル代もホテル側の好意で無料にしてもらっていたのだが、切れてしまったらもう仕方ない。 どうも昨日から、流れがよくない。できるだけ腹をたてずに穏やかに!と思っているのだが・・・。 僕は怒りに任せて、言い過ぎてしまう傾向がある。さらにポルトガル語がうまく話せないので、僕の言葉は直接過ぎてかなり人を傷つけるらしい。少々反省しながらレーリオが来るのを待った。
 | ブラジルの温泉は水着をつけて入る。水着を持ってこなかったので、こっそりトランクスで入った。水温は36・5度らしいがぬるすぎ。 |
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