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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/11/22)
8・23 恐竜の骨の発掘現場 [全画像を表示]

8・23 恐竜の骨の発掘現場 (2007/08/28)  今回の旅で一番期待していたのが、恐竜の発掘現場にいくことであった。発掘現場で発見されたものが、小さな博物館に展示されているのだが、以前アルゼンチンのラプラタにある博物館に行ったことがあるだけに、その規模の小ささ、少なさには少々がっかりしたが、発掘現場に行けるとなると俄然期待が膨らむ。
 アスファルトの道路から土道に入り車で10分くらい入ったところに発掘現場があった。石切り場のように、山の断面がほられ、直射日光を避けるために上にビニールで覆いがされている。その覆いの下で7,8人の男達が一休みをしていた。もともとあまりがやる気がないのか、休んでいたのか解らないが、僕らがつくとのろのろと作業を始めた。
 ここは恐竜の化石が出ることで世界的にも有名な場所らしい。古代には川だったところで、恐竜の死体が流されて川底のくぼ地に溜まり、地質的に石灰などのミネラルが豊富だったことから、骨なども腐らずに現在まで残ったらしいとのことであった。 働いている人々は、大きな鉄杭を持ちつきのキネのような大きなハンマーでうちつけ、掘っていく。「もし、杭を打ったところに、骨があったらどうなるの?」あまりにも大まかな発掘の仕方に少々心配になり聞いた。これが一般的な発掘の仕方かもしれないが・・・
「運が悪ければ壊れてしまうね」あっさりと答えが返ってきたので拍子抜けしてしまった。多分発掘をずっとやっていると、勘で骨のある場所がわかるのだろう。彼らの慎重な掘り方を見ているとそんな感じがした。乾期の間に、できる範囲で骨をみつけ土を切り崩していく。切り崩した土の塊は博物館に持って帰り雨季の時期に、骨が含まれてないか調べるとのことであった。
 僕がいるわずかな間にも、小さな歯がみつかった。何億年前もの生物の鈍い灰色をした歯を見ていると、遥か古代へのロマンを感じてしまう。こんな山の中でずっと骨を捜し続けるのもいいかもしれない~、と思ってしまった。ちょっと違うかもしれないが、ゴイアニアの山の中で水晶の堀師に会ったときに、「水のように透明な大きな水晶を見つけたときの感激は何事にも代えられない」、と言った言葉を思い出した。もし、綺麗な骨がそのままの姿で見つかったら、やっぱり同じような感じであろうか。
「この山全体に、恐竜の骨が埋まっているよ。将来的には全部切り崩して探す予定さ」博物館の案内人が説明をしてくれる。
「世界の闇市場では、恐竜の骨は、高値で売れるんだ。だから最近は人を置いて、盗掘されないように気をつけているよ」

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慎重且つ大胆に発掘されていく。


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見つかった恐竜の歯

 


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