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     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/07/03)
9・1 ツクナレ運搬作戦、その1 [画像を表示]

9・1 ツクナレ運搬作戦、その1 (2007/09/03)  土曜日から1泊2日のツクナレ釣りに取材を兼ねていくことになった。今回はなんとか、生きたツクナレを持って帰りたいといきこんでいた。携帯のエアーポンプと電池を購入し、大きめの厚手のビニール袋も用意した。これでバッチリ、後は釣れることを祈るだけである。
 早朝、5時半にサンパウロを出発。途中、温泉宿を取材してグランデ川のほとりにあるあるクラブについたのは2時を過ぎていた。昼飯を食堂で注文して待つこと1時間、やっといくつかの注文した料理がきたが、2つの料理は結局こなかったのでキャンセルをした。いくら田舎で人がのんびりしているといえども、1時間も注文が来ないのはひどすぎる。もし僕だけだったら、30分でキャンセルしただろう。それでもキャンセルすると、給仕の女性は、少しむっとした感じで「いいわよ」と言ったのは驚いた。もっとすまなそうな顔をしろ! 一緒に行った人間は、僕のむっとした顔を見てまあまあとなだめたので、何も言わなかったが、もう2度とここには来ることもないだろう。
 今回の船頭はどうも頼りなさ気な男で、つり方を聞くと、生餌のついた針を投げてそのまま置いておけばよい、という。先日行ったところでは、投げては引き、投げては引き、というつり方だった。本当にこれで大丈夫なのか? という一抹の不安がよぎる。「イヤー、最近4キロの大物を釣ったよ」本当か? それにしては彼の行くポイントではいっこうにあたりがない。川の両岸は農場ばかりで、樹木も少なく景色が悪いことがいっそう乗らない気持ちに拍車をかける。3回目にポイントを変えたところで、僕の竿にあたりが来た。引き上げると、18センチほどのツクナレが釣れていた。僕の欲しかったちょうどの大きさである。開高健はアマゾンのツクナレ釣りのシーンでツクナレの激しい跳躍を、水上に花火がはじける、というような表現をしているが、僕の釣驛cクナレが小さすぎるのか、これまでの3度の経験ではそんな激しいツクナレに出会ったことはない。ミナスのツクナレはおとなしいのかもしれない。僕が釣ったのを機に、一緒に行った2人も1匹ずつ小さなツクナレを釣り上げ、そこそこ満足した。船頭は、草が生い茂るところに、無理に投げ込んで糸を絡めている。やっぱりダメだ彼は・・・。いっそう不信感を募らせた。結局4匹の小さなツクナレを釣り上げたのみに終わったが非常に僕は満足していた。後はサンパウロの道中をいかに切りぬけていくかである。夕焼けにオレンジ色にそめた川面をボートは軽快に走っていく。

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どうも頼りなさ気な舟頭で、最初は釣れるのかどうか心配であった。
 


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