9・5 自分の写真 (2007/09/06)
最近、世界のお花屋さんを集めた本の仕事を頼まれ高級ショッピング街にある花屋を取材した。できあがった本が届いたので取材のお礼を兼ねて差し上げると、載っている写真を見て大変喜んでくれた。僕はそんなに良い写真だとは思っていなかったので、「喜んでもらって良かった」という程度であったが・・・。 その花屋から是非サイト用の写真を撮って欲しいとの依頼がきた。お世話になったし、気軽にOKの返事をした。すべてうちの彼女を介しての依頼だったので実際赴いて話しを聞くと、花瓶に生けた花や、鉢植えの商品を100枚ちかく撮って欲しいとのことであった。結局、引き受けたが、あとで少々後悔してしまった。 「もっと高く言えばよかったのに」その帰り道、一緒に行ってくれた彼女に言われた。写真の仕事を初めて16年ほどになるが、どうも写真でお金を稼ぐのは、未だに嫌なのだ。もっとも、他に稼ぐ方法は今となっては持ってないので仕方がない。 「こういう商業的な写真は僕の仕事ではないんだよ」 「じゃ、どういうのがあなたの写真なの」 「・・・・、ううう・・・、もっと芸術的な・・・」自分でもいい淀んでしまった。 できれば、自分の撮りたい写真、自分の作品となるような写真を撮って、それで生活費を稼いでいければいいのだが、今の僕にはまだまだ力不足である。
 | 最近気に入った写真。と思っていたが、今日見るとそれほどでもないので、がっかりしてしまった。逆に時間を置いて見ると、いいな、と思える写真もあるが・・・。 |
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