移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/07/07)
9・12 石の上にも15年 [画像を表示]

9・12 石の上にも15年 (2007/09/13)  やらなければいけない、と意識すると突然やる気が失せてしまう。僕の悪い癖である。それでも大分この悪い癖も無くなってきたような気がするが、とにかくやり始めるまでに時間がかかってしまうのである。
 例えば、写真の修整や、何かを書かなければならないときは、コンピュータの電源をつける前に一休み、コンピュータの電源をつけて一休み、プログラムを開けて一休み、そんな感じである。やりはじめると自分でも結構早くできると思うのであるが、そこまで持っていくまでが一苦労なのである。
 これらの一休みの間には、植物を見たり、魚をみたり、犬の相手をしたりとしながら、徐々にやるきを計っていく。随分と家にいる生き物達に助けられていると思う。
 人からは、「君の仕事は楽しそうでいいね」とよく言われるが、一見よさげに見えるだけで「隣の芝は青い」というように、人の仕事は良く見えるだけである。それでも他の仕事に比べて好きだし、他になにもできないから、なんとかやれているだけである。
 学生時代に、いろんなアルバイトをしたが、自分の無能力さにつくづく絶望した。事務関係の仕事をすると、うまく電話の応対ができない、間違いが多い。土方などの力仕事をすると、非力で最後まで身体が持たない。皿洗の仕事では、手が遅いためによくしかられた。一時期何もできない自分が本当に情けなく、ほとんど絶望的な状態であった。
 僕のような無能な人間が、ブラジルに来て今の仕事でなんとか食べていけるのが本当にラッキーであると思う。石の上にも3年どころか、石の上にも15年、やりつづけおかげである。

DSC_0022.jpg
20代の頃は、何をしたいのかさえも分からなかった。自分のできることが限られ、絞られ、今の仕事に落ち着いた。今なんとなく自分の居場所は決まったのだな、と思う。


前のページへ / 上へ / 次のページへ

楮佐古晶章 :  
E-mail: Click here
© Copyright 2020 楮佐古晶章. All rights reserved.