11・30 青年たちとの出会い (2007/11/01)
あまり自分より年下の人間と関わりを持つのは好きでない。概して、ブラジルに来る様な青年たちは独りよがりであつかましい奴が多いからだ。もう、ここ数年来、多人数で会うことはあっても、テーブルを挟んで飲むというようなことはなかった。 知人の女の子が日本に行く送別会で一緒になった青年二人と、その後流れで飲むことになった。彼らはまだ20代前半、最初はノリといい、明るさといい、別の世界の人間と話しているような感じであった。ここ最近、精神的に落ち込んでいただけに、彼らの明るさ、将来への希望が輝いて聞こえ、情けないくらいに澱んでいる自分が、リトマス試験紙の反応のように、くっきりとよくわかった。彼らの、素直さ、若さ、輝き、自分が失ってきたものに触れることで、知らない間にほんの小さな自分の世界に頑なに閉じこもっていたことに気付いた。 彼らに対して、今まで僕が先輩方にしてもらったような為になる話は何も僕はできなかったが、彼らの出会いによりいろんな刺激を受け、気付くことができた。少しはかっこいいことを言いたいと思うが、まだまだその境地には達していない僕には、無理なようである。時には、自分より若い人たちと話すことも必要だとつくづく思った次第である。
 | 左、池田君と大場君。二人のノリのよさと明るさは羨ましいほどに光を感じた |
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