12・13 四面楚歌 (2007/12/14)
12月に入り、皆、お金が必要なのだろう、物騒なことが多くなってきた。 「知り合いの事務所には泥棒が入るし、フィスカル(管理官)は店を回ってお金を要求するし、夜は夜で警官が飲み屋に入って嫌がらせをするし、まったくこれじゃあ落ち着く気になれない。四面楚歌だよ」と知人が電話口で嘆いた。 先日リベルダーデのビルに泥棒が入り、テナントの事務所やお店からごっそりお金や貴金属、PCなどを盗んでいったらしい。レストランやバールには衛生管理局の人間がきて、「ここが汚い、あそこが汚い」といちゃもんをつけお金をせびっていくらしい。それでお金を払わなければ、営業停止にされるから、オーナーはしぶしぶ払うことになる。 ナイトクラブなどは警官が、未成年が働いていないか、抜き打ち捜査をし、いれば法外な罰金を課すらしい。働いている女性だけでなく客も引っ張られ、運が悪ければテレビにまで放映される。そんなものだから客もおちおちと遊びにはいけない状態である。 「図体のでかい警官がショットガンをもって突然入ってきてびっくりしたわ。彼らは、すべての部屋を調べた後、勝手に店の飲み物飲みまくってかえっちゃった。怖いわね」 と働いていた女性から話を聞いた。 それにしても、今年はこの手の話が多すぎるような気がする。それだけ人々の生活が圧迫されているということだろう。僕も気をつけなくては。
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