11・23 ふたりだけの忘年会 (2007/12/24)
久しぶりにAさんと中華なべをつつく。二人だけの忘年会である。 最近のお互いの近況を語り合っているうちに、ふと「ところで今年は忘年会に呼ばれましたか?」とAさんが尋ねてきた。 そう言われてみると、どこにも呼ばれていない。Aさんも同様のようである。 僕もAさんもコロニアのはぐれ雲みたいな存在である。お互いの同年代の友人もどんどん帰国しすっかり少なくなり、新たな友人はなかなかできないから、関係する社会がドンドン狭まっていく。さらに、コロニアの知人の間では、僕は気難しい人間のように思われているようなフシもあるので、忘年会には呼ばれることはまずないだろう。 もともとそうした集まりは苦手である。いくまでは結構楽しみにしているのだが、いざ会が始まるとすぐ疲れて、隅で独りちびちびと酒を飲んでいる状態になってしまう。だから最近は数人の仲のよい友人と個別に会って忘年会もどきをしている。確かに、忘年会に一度も参加しないのは寂しいといえば寂しいが、僕には個人的に会う方が向いている。
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