1・2 恐怖のゴキ (2008/01/03)
プルルル~、と何か飛んできた。飛び方がやっとこさ、という感じでなんともお粗末である。パサッと窓辺にその虫が停まった。ゲッ、ゴキブリ!! 近くに、たたきつぶせるようなモノを探すがない。そうしているうちに、このゴキブリは僕の気持ちを読んだかなのように、生意気にも僕に飛んで向ってきた。一瞬、鳥肌がたつ。僕はゴキブリが大嫌いなのである。叩き落とそうと試みるが、ゴキブリはたくみに方向を変えながら僕に向ってくる。そして、僕の身体にぺたりと停まった。ギョエ!!! 最近暑いので家にいるときはパンツ一丁である。叩き落そうとするが、ゴキはものともせず、背中に回る。昆虫の無機質な足のシャカシャカ感が身体をかけめぐる。気がつくと独りで叫んでいた。なんとか振り落としたがゴキは消えてしまった。 新聞紙を丸めたモノを片手に、探しに探し、1匹見つける。しかし、なんとなくあの攻撃的ゴキではないような気がする。寝ている間に、顔の上を這われたらなんて思うとぞっとする。徹底的に探さなくては! それからすっかり目が覚めてしまい、寝たのは2時半を過ぎてしまっていた。 しかし、あのゴキはどこへ行ったのだろうか。
|