12・4 一杯のワイン (2008/01/04)
晩酌はしないが、1杯のワインを毎夕飲んでいる。 年末あたりから飲み始めたのだが、最近なんとなく味を楽しめるようになった気がする。とはいいつつも僕が飲むのは、日本でいう1000円ワインであるから、おいしい、まずいの差なぞ、さほどないかもしれないが。それでもメーカーによって随分と味が違うので驚く。今、主に飲んでいるのは、チリ産ワイン。アリカの名前に惹かれて買ったSANTA ALICAが、癖もなく、すんなりした味で気に入っている。 ヨーロッパ系の人々が多いせいか、ブラジルでもワインはかなりの量が消費されているようで、ちょっと大きめのスーパーに行くと、南米、ヨーロッパ産のワインを中心に品揃えが豊富にある。うれすじはやはり、1000円~2000円ほどのモノのようで一番数が多い。南の方で作る国産もあるが、スーパーで手に入るのはほとんど大企業の製品ばかりであまりおいしくない。一度取材に行ったことがあるが現地の小さな醸造所で作るワインは非常に味わいが深くおいしかった。その味がかすかに頭に残っているせいか、これらのワインを買うきにはならない。だから今はもっぱら安くておいしいチリ産ばかりである。チリ産を制覇したら、次はアルゼンチン産に移行しようと思っている。 「おいしいワインは、朝起きてもかすかに口の中にいい匂いが残っていて、いい気分にしてくれるよ」と昔アルゼンチンでお世話になった大学の大先輩がうっとりした表情で言ったことを今でも覚えている。そんなおいしいワインに出会うことを楽しみにしていつも購入している。
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