「マナウスのＳさんが、楮佐古さんは、最近友達が少なくなったようだけど大丈夫かな、って心配してましたよ」 　と、今年初めてお会いする、記録映像作家の岡村さんが教えてくれた。そういえば、去年はこのブログで、友達が少なくなって寂しいというような旨を何回か書いた覚えがある。 　2年ほど前から急激に周囲の友人が日本に帰国してしまったために、気軽に誘える飲み友達がいなくなってしまったのだ。でも、今は一人歩きに慣れてしまい、それなりに独りで楽しめるようになってきた。ありがたいことに、岡村さんさんをはじめ、親身になって話を聞いていただける友人もまだ何人かいるので困ったときにはいつも相談に乗ってもらっている。ただ、彼らは、非常に忙しい人であったり、遠くに住んでいる人であったりで、その日に気軽に飲みに行きましょう、と誘えないのが少々残念ではある。 　岡村さんとのつきあいは、もうかれこれ15年にもなると思う。息子も含めいろいろお世話になってきた。特にその仕事に対する真摯な姿勢、考え方、情熱は僕のお手本である。僕には、当然、岡村さんのようなことはできるわけもないのだが、お会いするたびに、岡村さんの妥協を許さない仕事振りに驚かされ、刺激を受ける。 　そんな岡村さんに、今回のＭＩＮＨＡ　ＶＩＤＡの写真が良かった、と言ってもらった。お世辞やおべっかなどは言う人ではないだけに、非常に嬉しかった。

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