移民１００周年が近づいてきたせいか、ヒット数が上昇したり（僕のサイトは移民１００周年にはまったく関係ないのだが）、いろんなメールが舞い込んだりするようになった。 　以前、取材を担当して作った「ＱＵＥＭ　Ｅ　ＱＵＥＭ」というサイト http://www.100nen.com.br/ja/qq/ は、ブラジルに住む日本人、日系人のインタビューを掲載したものである。もう作ったのは、４，５年前になるのだが、未だに見てくれる人がいるようで、「ここに載っているＫさんは、私の昔の友人でずっと探していたんです。連絡先を是非教えてください」というようなメールを先日頂いた。その後、Ｋさんから電話があり、このサイトが縁で４０年ぶりに再会することになったと、随分喜ばれた。 　当時、僕はフリーになったばかりで、どん底の生活をしている時であった。このサイトを立ち上げた高橋さんは、いろんな意味において僕のお師匠さん的な方で、多分困っている僕を助けてくれるつもりもあったのだろう。高橋さんの気持ちも嬉しかったし、実際、随分助かった。ただ、月に二人、面白そうな方を探すのは結構きつく、取材の後のテープお越しにはうんざりしてしまった。でも、今となってはいい思い出であるし、こうして喜んでくれる方がいるというのは非常に嬉しい。

前のページへ / 上へ / 次のページへ