2・11 カンクロウ その後 (2008/02/12)
今日はペットショップに仔犬(カンクロウ)を持っていくようになっていた。僕としても、自分で取り上げた仔犬でもあるし、ほぼ3ヶ月間も一緒にいたから手放したくないがしょうがない。家に注射の証明書を取りに、カンクロウを連れていくと、息子が学校から帰っていた。 「今から連れていくから」 「えっ、どこへ?」 「ペットショップだよ。売ってもらうんだよ。前に説明しただろう」 「僕は、カンクロウが好きなんだ!」といいながらカンクロウを抱きしめた。その様子を見ていた母親が、 「他のアパートには8匹も犬がいるところがいるんだって。上のアパートにも4匹いるらしいわ。管理人がいうには、他のアパートに迷惑をかけなければいいんだ、と言ってたわ」犬が鳴いて、近所から文句があり、管理人から罰金勧告を受けたときとは打ってかわり、彼女も手放すのが忍びないようだ。 今更遅い、あのときはあれだけ、早く処分しろといっていたのに・・・・、と思いながら聞いていた。そりゃ、僕としても手放したくないのは山々であるが、事務所に4匹、家に2匹、合計6匹となると考えてしまう。 そうしているうちに、サクラ(姉犬)を去勢して家に持ってきても良いと彼女はいいだした。そうなると話は変わる。カンクロウとサスケも去勢すれば、もっともっとおとなしくなるだろうし、最近は僕の躾が功を奏し、ほとんど4匹の犬たちが大鳴きすることはない。3匹だとギリギリ飼える線でもある。結局、僕の決心はもろくも崩れ、ひきつづきカンクロウは事務所で飼育されることになった。 しかし、3匹を去勢するためには500レアル(3万3千円)かかる。痛い出費である。6匹もいると、エサはよく食べるし、ものすごい量のウンコとおしっこはするし、大変だ。 「産ました者の責任」、息子が生まれたときに、知人から言われた言葉を思い出した。
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