冷蔵庫の調子がおかしい。購入してからかれこれ１０年ちかくになるからもう寿命だろうか。 　当時、２ドアのアメリカ製のモノを相当無理して５，６回の分割払いにして買った。毎月毎月支払いが苦しくて、冷蔵庫をいつも見ながらこんな馬鹿でかくて高いものを買うんじゃなかった、と思ったものである。 　最近は家でご飯を食べることが多くなったので、餃子やハンバーグなどたくさんつくって冷凍して保存しておくようになった。その大きな収容能力が今となってはありがたい。それが、ここ数日あまり冷えなくなってしまったのだ。以前にも同じようなことがあったが、そのときは自然に復活したので、今回も復活してくれることを願っている。 　電気屋で冷蔵庫の寿命を聞くとやはりはだいたい１０年という話であった。値段を見ると、僕が今使っているくらいの冷蔵庫は１５００レアルほどである。約１０万円。かなり痛い出費ではあるが、肉や魚、作ったモノの冷凍、さらには飼育魚のエサの保存などのことを考えると大きめのモノが必要である。このまま行けば買い替えに踏み切るしかないのだが、問題は古い冷蔵庫の処分である。日本同様、サンパウロの街中では大型ゴミの処分は大変になってきた。以前は道路において置けば、誰かが知らないうちに持っていったものであるが、今はうるさくなってなかなかそうもいかない。数年前にソファアの処分に困ってしまい、バラバラにして少しずつ捨て、やっと処分した覚えがある。 　冷蔵庫、買うのも大変だし捨てるのも大変、頭が痛い。

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