3・7 鼻の高さ (2008/03/08)
大枚をはたいて日本で買ったサングラスの具合がおかしいので、たまたま出くわしたサングラス屋に立ち寄った。 今持っているサングラスは歩いていると、どんどんずり落ちてきてしまうのだ。その旨を店員に告げると、僕の鼻を見て、 「あなたの鼻は低いからでしょう。たとえば、私の鼻はここのところが高くなっているでしょう、だから落ちることはありません」 といって、横を向いて自分の鼻を押さえた。 東洋人と白人系の人種では骨格が違うからあたりまえだろう! と思いながら、彼の高い鼻を眺めた。僕の鼻は、以前馬に蹴られて骨折し、軟骨が潰れてしまったこともあり、ますます低くなっているから普通の日本人以上に低くなっているのだ。 店員が、僕の鼻のことを卑下しているのではないことは、彼の表情などから解っていたので笑いながら、「確かにそうだね」と答え、サングラスを勧める店員を振り切って店を出た。 東洋人は鼻の低いことを気にしているが、白人系の人は逆に鼻が高いことを気にしている人が多い。僕の知り合いの女性も自分の高い鼻を嫌がっている。僕から見たら、高くてかっこいい鼻なのだが、彼女からすれば、魔女の鷲鼻みたいで嫌なのだと言う。もうひとつブラジル人が日本人に憧れている体の箇所がある。それは、まっすぐな髪である。いろんな血が混じったブラジル人はウエイブがかかったり、ちりちりっぽい髪が多い。そんなことから直毛パーマが大流行したことがある。もっともこのパーマは人体によくない物質が入っていたとかで髪が抜ける人が続出し禁止されてしまった。
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