3・11 いらいらさせられる事件 (2008/03/12)
今日は、車の運転で口論になり殺してしまった殺人事件、学校で女友達の顔にガソリンをかけて大やけどを負わした女の子の事件、現金輸送会社襲撃事件など、見ていてイライラさせられるような事件が多かった。 どうも、この頃こういった感じの事件が多いような気がする。600万台を超える車による超ラッシュ、高い人口密度、上がる物価、高い利子のカードローンの支払いなどが原因でサンパウロの町中がいらだっているような感じを受ける。 特にカードローンは人々の生活を圧迫しているようで、ほとんどの人間が苦しんでいる。カードでなんでもかんでも購入するために、カードの利用は5レアル(300円)以上から、なんていう張り紙をしている店も多く見る。日本はまだまだ現金社会であるが、ブラジルはもう完全にカード社会になってしまった。ほとんど抑制のない人々がまともな支払い計画も考えずに、10回払い以上の高利子分割払いでいろんなモノを購入する。1つだけなら問題ないのだろうが、あれもこれも買うものだから、支払日に支払えず雪達磨式に支払額は増えていく。もうカード地獄である。ついには、持っていたカードをすべて解約してしまった、という話はよく聞く話しである。 サンパウロのごっちゃりした雰囲気は大好きなのだが、こうしたニュースを見ていると、田舎ののんびりとした海辺の小さな町に住みたいなという気持ちになってしまう。
 | 今、一番困っているのは中流クラスの人々だろう。これらの人々がどんどん落ちていっている。 |
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