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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/09/23)
3・19 散髪

3・19 散髪 (2008/03/20) 散髪に行くのは何年ぶりだろう。もちろんその間髪を切っていなかったということはなく、いつも彼女に家で切ってもらっていたのだ。
 またまた修復不可能に近い争いが彼女との間におこり、髪を切ってと頼むわけにもいかず、且つ伸びた髪にこれ以上我慢ができなくなり、一代決心をして散髪屋に行くことにした。
 リベルダージのいろんな床屋に今まで何回か行ったが、もうかなりお年のおじさん、おばさんがやっているせいか、技術が古く、たいてい行けば、坊ちゃん刈りにされるのが落ちであった。そのたびに、ああ、行くんじゃなかった、と嘆いたものである。そんな訳で老舗の店に行く気にはならなかった。
 友人に何処で髪を切っているのかと聞いたところ、数年前にできた美容室で切ってもらっているという。早速その美容室に行ってみた。が店の前ではたと立ち止まってしまった。中を見ると女性ばかりで男性がいないのである。急に入るのが恥ずかしくなってしまった。どうしようか、と考えているうちに、それも面倒くさくなって「ええい、ままよ」とばかりにガラス扉を押して入った。あっさりと1時間後に友人に紹介された美容師に予約を入れることができた。
 指定された時間に行くと、好きにしてもらっていいが、できたら服を着替えてくれという。服を渡されたが、よく着方が解らない。やっと小さな穴を見つけ糸を通してその糸を後ろで蝶結びにして完了したと思ったら、髪を切りやすいようにするために軽く洗うと言う。かわいい感じのブラジル女性が髪を洗う場所に導いてくれる。ここで初めて、知らない人に髪を触られることが大嫌いなことを思い出した。最近髪の毛も年のせいか、薄くなってきた。そんな自分の気にしている場所を他人に触られるなんて真っ平ごめんである。「いや、あの、洗わなくてもいいから」というと、「洗わないと切りずらいんで・・・」彼女は申し訳なさそうにいう。仕方がないので洗ってもらって終わったと思ったら、マッサージをしますかと聞いてくる。実は体も知らない人に触られるのは苦手なのである。触るのならいくらでも触りたいのだが・・・。ああ、ええ・・・、と訳のわからない言葉を発しているうちに、それを了承の言葉ととらえたのか、彼女が、こんな感じで、いかがですかと、肩を軽く叩いてくれた。彼女は優しいのである。
 そして大きな鏡の前に座らされた。美容師がくるのを待つ間、否が応でも自分の顔が目に入る。最近の寝不足から顔色も悪く疲れたような顔をしている。その顔は40を過ぎたおじさんそのものである。ああ、嫌だ嫌だ。そんなことを思っているうちに美容師が来て、「どんな感じにしますか」と聞いてきた。「あの、長い目にお願いします」その言葉を聞いてシャキシャキときり始め、5分ほどで終わってしまった。
 友人から「30レアルくらいじゃないの」と聞いていたのでそれくらいかと思っていたが、40レアルであった。2700円ほど。ブラジル人の店だと10レアルほどで切ってもらえるので少々驚いてしまった。ただ、彼の腕は確かで、僕の期待していた通りのカットであった。でも、僕にはちょと高すぎるので次回はもうちょっと安いところを探してみようと思っている。
 


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