3・25 不信感 (2008/03/26)
日本ではどうか覚えていないが、ブラジルでは生まれた子犬は3回注射をうたなければならない。3回の注射を終えると晴れて外の散歩に連れていけるのだ。今日はその最後の注射。 事務所で飼っている2匹の子犬、カンクロウとサスケはどんどん大きくなり、彼らより6ヶ月早く生まれたサクラとほぼ同じ大きさになってしまった。顔はもうサクラより大きい。この2匹を2キロほど離れたリベルダーデのはずれにあるペットショップに連れていくのは一苦労である。しかし、よくこれほどまでに成長したものだ。犬は生まれてから4ヶ月までが死亡率が高いそうであるから、もうこれで危険な時期は過ぎた。 あまりの重さに、うちのすぐ近くにもペットショップがあり、そこで注射しようかと考えたが、3回は同じところでやった方がいいような気がして思いとどまった。今回は2匹であるから、さして目を引かないかと思ったが、その考えはあまかった。何人かに「その犬は売っているの?」と聞かれた。そういえば、おじさんが数匹の犬を抱えて売り歩いているのを見かけた覚えがある。犬売りおじさんに間違えられたのだ。もう、苦笑いをするしかなかった。 やっと、ペットショップにつくと、獣医は出かけていて30分ぐらいかかるかもしれない、待つのは当然いう感じでいう。僕も苦労してきただけにちょっとむっとした。 「注射はどこでやっても同じなの? それじゃ近くのペットショップでするからいいよ」と言って帰りかけると、「とりあえず電話してみるから」といいう。獣医に電話すると、後5分くらいで着くというので、結局待つことにした。 この店のオーナーは台湾人でブラジル人に比べ信用はできると思うのだが、いろいろなモノが他の店に比べると随分高い。3ヶ月に一度、15キロの犬のエサを買うのだが、他の店に比べると600円ほど高い。それに対して文句をいうのも嫌だし、家から離れているし、今後は家の近くのペットショップに代えようと思っている。100円、200円ならいいが、500円以上も、他の店より高く取られると、客からすれば気持ちがよくない。 2匹の注射代あわせて120レアル(7500円)。これも他の店よりも高いんじゃないか、とついつい思ってしまう。一度不信感を持つと僕はもうダメなのである。やっぱり代えるしかないようである。
|