4・4 体重 (2008/04/05)
ブラジルの薬局の店先にはたいてい体重計がおいてある。一度体重計に乗り始めると、どうも癖になるようで、店先を通りすぎる度に自然に足が体重計にのるようになった。 今日もたまたま店の前を通ったので体重計に乗った。58.5キロ、ずっと60キロ前後だったので思わず見直したが同じ数値である。服と靴の重量を差し引いて約57.5キロ。こちらにきて少しずつ体重が増え続け、最大65キロほどになっていた。日本にいるころは、大学に入学まえが50キロ、そのご55キロほどであったから、こちらに来てちょうど10キロぐらい増えたことになる。たぶん今ぐらいがベスト体重だろう。 ブラジルに来ると、皆太るようで10数キロ増えるのは極普通のことのようである。どうしても食生活が肉食中心になり脂っこいものを食べる機会が増えるからであろう。さらに外食すると1人前の量が多くどうしても食べ過ぎてしまう。当初は1人で食べきれなかった定食も1年後には軽く食べれるようになってしまっていたから、胃も随分大きくなっていた。痩せの大食いで、一時期は2人前でもペロリと平らげていたこともあった。 そんな大食だったのが少食になった理由として、友人が次々と日本に帰国し、外食する機会が激減しお酒を飲まなくなったたことがあげられる。また、40を過ぎて、高血圧などの問題をはじめ体のあちこちにボロが出てきたために、食生活は気をつけていた。とくに最近は野菜を多く食べ、ほとんど肉類は食べなくなっていた。もちろん健康のためもあるが肉を買うのが面倒くさいというのもあった。家の近くにあるスーパーに売られている肉は古くて高くおいしくないし、肉屋で買うと、店員が少しでも多く売りつけたいために、500グラムくれと言っても200、300グラムほどわざと多くのせて売りつけようとすることが多く、気分が悪いので行くのが億劫になっていた。気分がいいときには、笑いながら余裕を持って断れるが、気分が悪いとどうしても、彼らのずるさに頭にきて腹を立ててしまって余計疲れるから嫌なのだ。 体重が減った方が体が軽いし、健康にも良いし、できればこれくらいの体重で続けようと思うが、ブラジル女性に言わせると、少し痩せすぎだと言われてしまう。迷うところである。
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