4・21 マクンバその後 (2008/04/23)
様々な事情でカンドンブレによるお払いをキャンセルしたものの、マクンバ(呪い)がかかったままでいるなんてあまり良い気持ちではない。そんなものは目で見えるモノでないし、事実確認なんてできないから余計に気持ちが悪い。悪いエネルギーを落とす方法がないか友人たちに聞いてみた。 「実は僕もそんなことがあったんですよね。サルグロッソ(大きい粒の塩、肉を焼くときに使う)を温水に溶かして体にかけると不思議にすっきりするんですよ。日本でも塩は清めの意味があるでしょう。ブラジルにも同じような習慣があるんですよ。やってみてはいかがですか」 「僕はそんな感じの時は家を隅から隅まできれいに掃除します。そうすると、悪いエネルギーも一緒に掃きだすような感じを受けてすっきりするんです」 「ご先祖さんを大切にしなさい。きっとそれはマクンバなんじゃなく、ご先祖さんが何かいいたいんですよ・・・・」 これらのことを助言してくれたのは、皆日系ブラジル人であるが、塩にしても掃除にしても先祖供養にしても、日本でもよく言われていることである。 モノは試しとこれらのことを実践してみた。何処がよくなったとはいえないが、気持ちがすっきりして明るくなってきたような気がする。あくまでも気がするであるが・・・・。掃除は僕にとって一番難しいことであるが、少しずつ毎日場所を決めてしている。やっぱり部屋がきれいだと気持ちがいい。犬たちもなんとなくうれしそうで、大小便も決まった場所以外ですることが少なくなってきた。 今はできるだけ暗い気持ちにならないように気をつけている。暗い気持ちになりかけると、犬たちと一緒に遊ぶようにしている、彼らの無邪気な様子を見ていると深みに入っていきそうな気持ちも何とか踏みとどまり明るい気持で居られるのでいいのである。 マクンバ、恨みなどの世界は存在すると僕は思う。でも、気持ちを明るく持ち、道に外れたことをしなければ、そういうものは自然に落ちていくと思う。そういう世界に深入りはできるだけしない方がよいと今回つくづく思った。
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