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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/09/19)
4・29 逆恨み

4・29 逆恨み (2008/05/01)  夜7時半、1杯のワインを飲みながら、手作りの特性餃子を食べる。1日の中で一番満足しているひと時である。そんなときに突然電話がなった。
 今頃誰だろうと思いつつ受話器を取った。
「・・・・・・」
「アロー」
「事務所か?」
「違う」
「何処にあるお店ですか」
「店じゃない、あんたは間違ったところにかけている」
 何故か、切るのを躊躇われた。今でもどうしてか不思議でたまらない。普段だったら、この時点で切っているのに・・・。
「何処にあるお店ですか」再び繰り返す。
おかしいと思い「あんた誰だ」と聞くが名前をいわない。
「俺の女に手を出すな。最後の通告だぞ。あんたアキだろ」
 一瞬ぎょっとして電話を切った。
 いったい誰だろう。関係のある女性について考えてみるが、誰も相当しない。とにかく聞いてみようと思い、電話を掛けてみたが、皆、そんな男はいないという。
 10年ほど前に付き合った女性にまとわりついている韓国人がいた。その男は僕の住むアパートの前で待ち構えていて、「今度俺の前に現れたら殺す」と妙に柔らかな声で、言われたことがある。何故か怖かったという印象は全然ない。そのときは何もなく終わったが、つくづく嫉妬は怖いなと思った。
 滅多に家の電話番号を女に渡すことはない。よっぽど信頼の置ける女性だけだ。考えているうちにある女性のことを思い出した。


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