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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/07/13)
5・7 糖尿病測定器

5・7 糖尿病測定器 (2008/05/09)  季節の変わり目のせいか、体調がおかしい。血圧は10~20ずつ普段より高く、夜になるとさらに上昇する。あまりの上昇振りに自分でも驚き心配するほどである。何回か測定するうちに気付いたのだが寒く感じながら測定するのが、どうやらその原因のひとつらしい。最近朝夕が冷え込み上半身裸だと寒さを感じてしまうほどで、血圧にはあまりよくないようだ。
 もしや、糖尿病も併発しているのではないか、と心配になり薬局に測定器を購入しにいった。うちの父も母方の叔父も糖尿病を患っていたから、僕が糖尿病になる確率は高いはずだ。
 値段は4000円程度。説明書は英語、アラビア語はあったが、日本語はなかったのでので購入と同時に図り方を教えてもらうことにした。僕に対応してくれた女性は、まず、店長に僕に教える許可を取り、さらに、隣にいたもうひとりの女性に「教えてあげない」と聞く念の入れようで、驚いた。あとあと、客に対する過度のサービスは嫉妬やさまざまな問題を引き起こすのかもしれない。
 店の奥にある小さな診察室のような部屋に連れていかれた。
「この測定器には、いろんな国の説明書があると思ったんだけど、日本語はなかったんですね~」箱をあけながらいう。
「どうして僕が日本人と解るんですか?」
「主人が日系人なので日本人にはなれてるし、中国人だと態度が横着であつかましいからすぐわかります」
「・・・そんなもんですかね」
 彼女は、25、26くらいの白人系の女性で、目が少しギョロっとした感じのごくごく普通の感じの人で、いかにも人のよさそうな柔らかな落ち着いた雰囲気が漂っている。さっそく箱をあけ説明してくれた。測定をするためには、針で小さな傷を作って血を採らなければならなかった。
以前、大怪我をしたさいに、鼻から口にかけて切れた傷を縫う麻酔のために、親指の太さほどのシリンダーの注射を鼻の穴の入り口付近にされて以来、注射恐怖症になってしまった。それほどあのときの注射は痛かった。
「痛くない?」そんなことを聞く僕がおかしかったのかギョロっとした目をますます大きくし、首を軽く振りニッコリ笑った。針はチクリと感じるほどでまったく痛いと感じるものではなかった。ほんとだ、というような僕の顔を見て「でしょう!」といった感じで彼女はニッコリわらった。 
 一指し指の先ににできた血の赤い玉を指定の場所につけた。
 平常値でありますように・・・・、判定結果が出るまでの5秒間に思わず心の中で祈った。結果は「9.7」
「11.5までが平常値だから、糖尿病ではありませんよ」
 心配そうに見入っていた僕に優しく言ってくれた。
良かった~。久しぶりに心底うれしかった。
 家に帰って、自分でもう一度測ってみたくなった。
 最初の設定は彼女がしていてくれたので簡単であった。
 結果は「11.5」アレッおかしい! 2度目失敗、3度目「10.7」4回目失敗、5回目また失敗。血の量の加減とつける場所がずれるとすぐエラー表示が出るのである。全然同じ数値がでない。なんだこれは!何回か繰り返しているうちに、血をつける特殊な小片の紙はあっという間になくなり、僕の指は小さな穴だらけになってしまった。そんなに大きな数字はでなかったので糖尿病ではないようである。空腹時と平常時でも値は違うようだし・・・。日本に行ったら精巧な測定器を購入しなければ。
 とにかく、気をつけなければならないことは確かなようだ。年を取るとまったく厄介なモノだ。 


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